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沖縄には正月が3つある!
2024-02-03
県外の人は知らない沖縄の正月
沖縄には3回お正月があるのをご存じですよね?
1月1日と旧暦の正月、そして「あの世(ウチナーグチで「グソー」)」の正月です。
沖縄の風習と深く結びついた3つの正月についてご紹介。
2024年は、旧正月は2月10日、「ジュウルクニチー(十六日祭)」と呼ばれる「あの世」の正月は2月25日(旧暦の1月16日)です。
一つ目はもちろん、日本本土と同じ新暦の1月1日。大みそかには沖縄そばの年越しそばを食べ、年が明けると、各家庭には年賀状が届き、子どもたちにはお年玉をあげます。
二つ目の正月は旧暦1月1日。毎年日付が変わるので、旧暦や沖縄独特の行事が記されたカレンダーで確認する人が多くいます。新暦の正月が主流を占める沖縄ですが、旧暦の行事も色濃く残っており、旧正月の日は各地でさまざまな伝統行事があります。
そして三つ目は旧暦の1月16日。沖縄では「ジュウルクニチー(十六日祭)」と呼ばれています。この日はなんと!あの世(ウチナーグチでは「グソー」)の正月です。
 ジュウルクニチーが盛んなのは宮古島地方や八重山地方。お墓の前に親戚が集まり、豚肉料理やかまぼこ、豆腐などを詰めた重箱を備え、先祖供養します。宮古島地方や八重山地方では最も大きな行事で、この日は多くの人が里帰りします。
三つの正月はそれぞれに意味があり、どれも大事な日です。日本風の新暦、古くからの伝統の旧正月。そして先祖を供養し、共に新年を祝う十六日祭。三つの正月からは、いろんな文化を取り入れながらも古い文化、先祖を大事にする沖縄らしさがよく見えてきます。
旧正月は2月10日の土曜日です!生まれ育った環境・文化は、子どもにとってはかけがえのないもの。ぜひ、子どもに大切に伝えていってほしいです。
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